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伝説岩人モアイロボ  MOAIROBO

オリジナル怪獣伝説岩人モアイロボをデザインしました
(オリジナルソフビ製造販売のMONSTOCKより)
モアイロボはアバロン島の巨顔遺跡です
全身5カ所も可動する遊びごたえ抜群の商品です
モアイロボは今後も続々カラーバリエーションを発売します
お問い合わせはMONSTOCKまで


モアイロボイメージ図 image

モアイロボ

アバロン島に上陸した者は各所に無数に存在する巨顔遺跡を目にするだろう。これらの巨顔遺跡は形状やサイズなど様々な形が存在すようだが一様に頭部だけを出した常態で土に埋まっている。
しかし一定の刺激を与えるとなんと覚醒し穴から這い出して動き回るのだ。これは一体どういう事だろうか。このような建造物は現在の技術でも作り出せはしない。どうやらかつてこの島に住んでいた人々は信じられないほど高度な技術を持っていたのだろう。
怪獣から自らを護るために製造したのだろうか、それともこの島自体を外界から護るためなのか。
彼らがいなくなった今謎だけが残った。最近では誤作動のためかモアイロボ同士の殴り合いを良く目にする。

「アバロン島探険譚」第十五章三項より


モアイロボM型-改

この島の巨顔遺跡モアイロボには無数のバリエーションが存在する。モアイロボの最も多く見られるタイプはM型で島のあらゆる地域で見ることができる。当時大量に生産された様でもっとも安定した性能を持っていたのだろう。モアイロボをよく見るとサインのような印が刻んである、
これは製造者のサインだろうか?それを詳しく分析すると大きく3つのサインがあるようだ。
これはおそらく当時のモアイロボの製造工房の印だろう。この印ごとにモアイロボの形状がそれぞれ似通っているのだ。モアイロボM型-改は最も多く製造されたM型を製造しているイドロ工房がM型を大幅に改修して製造した物だ。M型の弱点であった遠距離への攻撃を可能にした肩に装備された大型ガトリング砲や
格闘戦を想定した腕部の強化など別物とも言えるほどの改良を加えている。
また同時期の他の工房のモアイロボもそれぞれ独自に大きく進化を遂げている。数百年大きく変化することの無かったモアイロボになぜこの時代これほどの大きな変化があったのか?
そして一応に言えるのはこれらの改修が対モアイロボ用に施されたようなのだ。
このことはモアイロボを使った古代人同士の戦争を意味している。
王族の後継を巡る内部紛争か、貴族への民衆の反乱だったのか。
元々怪獣から人々を守るために作られたモアイロボが人間の戦争に使われる事で
大きく進化するという皮肉な歴史の証人がモアイロボM型-改なのだ。

今、遙か昔に弾切れしたガトリング砲むなしく回転させながらモアイロボが森の中をさまよっている。彼は何を探しているのだろうか、戦うべきモアイロボか守るべき人々か。どちらも今は存在しないというのに。

「アバロン島探険譚」第五十五章六項より

モアイロボプロトタイプ 未塗装番

第1弾 ブラック・ロック


伝説岩人モアイロボ ブラック・ロック

私の名前はアロンダイト、アバロン島の聖王女イグライネに仕える戦士、モアイロボ乗りだ。
かつてモアイロボはアバロン島の神獣達から人々を守るために使われていたという。
しかし今はどうだろうか、島の王位を巡る内戦のためモアイロボ同士が苛烈な戦闘を続けていた。
俗に言うモアイロボ大戦はすでに5年渡りこの島の全ての人々を苦しめて来た。
はたしてこの戦いに終わりは来るのだろうか?しかし私は聖王女イグライネ仕える戦士だ。聖王女のもと再びこの島が一つになる時まで戦い続けるしかない。
せめてそれまで私なりの記録を残しておこうと思う、再びこのような戦いが起こらないために。

島の南部で再びガウェインのモアイロボ部隊が暴れているらしい。
私は愛機ブラックロックに乗り込むと南を目指した・・・・

このアロンダイト戦記と名付けられた書物を見つけたのはあるモアイロボの内部だった。
今のモアイロボは自動で動いてるようだが本来は人が操作することでその新価を発揮する物らしい。
それにしてもこの書物はどうやらかつての古代人の手による物のようだ。古代アバロン語とラテン語が同時に記された石版を遺跡の中から見つける事のよって始めて翻訳が可能となったが
その内容は驚くべき物であった。なんとかつて古代人同士が王位を巡りモアイロボを使った戦争をしていたらしい。この島の古代人の滅亡の謎に迫るこの書物を、私は翻訳を続け少しずつ紹介したいと思う。

「アバロン島探険譚」第二十五章一項より

第2弾 ゴールデン・アイドル

伝説岩人モアイロボ ゴールデン・アイドル

アバロン島では幾つかの貴族が女王より任命されて分割して島を統治している。その中でもガガドール山を含む中央部を統治しているのが4大貴族の一つトリスタン卿だ、彼はこの内戦で最も早く女王派を公言した人物であり性格は豪放磊落、戦場では自ら改造した巨大なモアイロボに乗り込み何度と無く女王を助けた実に頼もしい人物だ。大貴族でありながら一近衛兵だった私にも気さくに接し、今では親友とも呼べる間柄だ。
実に素晴らしい人物だがただ一つ受け入れられない点がある。
ガガドール山では古くより金が多く採掘されそる。そのためトリスタンは自らの工房で女王より受領した貴重なモアイロボを事もあろうか金で塗り込んだのだ。何という悪趣味、その下品な趣向と恐るべき力は反乱軍の間でも有名で彼らは恐怖と侮蔑を込めて彼の愛機をこう呼んでいる「ゴールデン・アイドル」と。

アロンダイト戦記より

第3弾 グリーン・スタチュー


伝説岩人モアイロボ グリーン・スタチュー

アバロン島中央部を統治しているトリスタン卿は大規模なモアイロボ工房を持っている。
その工房では島内から集められた彫刻術士達が日々モアイロボの製造を続けていた。
この工房のから生まれたモアイロボはトリスタン軍団として聖女王を守護する鉄壁の盾となっているのだ。
しかし自らのモアイロボを金色に塗ったトリスタン卿のこと、
トリスタン軍団のモアイロボもやはり金色であった。
「それにしても軍団のモアイロボは全身金ではないんだな」と聞くと
「そんな事をしたら俺のモアイロボが目立たないではないか」ということらしい。
アロンダイト戦記より

第4弾 グロー(蓄光)バージョン
第5弾 CLSL(クリアシルバーラメ)
第6弾 トロピカル・マスター


伝説岩人モアイロボ トロピカル・マスター

私と師匠が出会ったのは5年前だった。私は捕らわれていた聖王女イグライネを救出し一路トリスタン領へと向かっていた。しかしあと一歩の所で敵の大部隊に包囲されてしまったのだ。単機での隠密作戦、多勢に無勢、もはやこれまでイグライネ様だけでも何としても脱出させねばと覚悟を決めたその時、突如森の中から極彩色のモアイロボと2体のミニモアイロボが現れ見事な連携で次々と敵のモアイロボを撃破していったのだ。そして彼らの助けで私は無事王女をトリスタン領に脱出させることに成功した。そのモアイロボに乗っていたのが島全土にその名を轟かす伝説のモアイロボマスターマーリンであった。その後私はマーリンに弟子入りしモアイロボのあらゆる技を伝授されたのだった。

アロンダイト戦記より

第7弾ゴールデン・アイドル・ビスマス
 
ゴールデン・アイドル・ビスマス

すでに4大貴族の内3貴族が反王女派に回り、四方から反乱軍の大群に攻め込まれた我々はそれぞれの方位に布陣し全力で防衛戦に臨む事となった、西は私のブラックロック親衛隊が東はマーリン師匠のトロビカル・マスターとミニモアイロボ隊、北はガラハッド卿の白金騎士団、そして南をトリスタン卿のゴールデンアイドル率いるグリーン・スタチュー部隊がそれぞれ死守するのである。出撃の時一同に会したモアイロボの中で一際異彩を放つモアイロボがあった、それはもちろんトリスタン卿のゴールデンアイドであったがさらなる奇妙な輝きを放っていたのだ。「それはまたどうしたことだトリスタン卿」「ビスマスコーティングを施したのだよアロンダイト君」なんでもその新技術はモアイロボの関節部分の抵抗を理論上ゼロにすることで3倍もの反応速度を引き出す事が出来るのだという「さらに言えばキラキラ感がアップしてより目立つだろ」とのことだ。唖然とする我々を尻目に意気揚々と出陣していくトリスタン卿であった。

モアイロボ『レッドクリア+プリズムラメ』
モアイロボ『ブルークリア+プリズムラメ(塗装版)』
 
ブラック・ロック・ビスマス

ブラック・ロック・ビスマス
反王女派三大貴族による四方攻撃を辛くも撃破した我々聖王女軍だったがその代償は大きかった、マーリン師匠はミニモアイロボ隊の大半を失い、ガラハッド卿は白金騎士団と共に行方不明、トリスタン卿もグリーン・スタチュー部隊が壊滅的なダメージを受けていた。かく言う私も愛機ブラックロックが大破し、ガラハッド卿のモアイロボ工房で急ぎ修復作業を行う事になった。数週間後、上機嫌なガラハッド卿の声が工房にこだました「アロンダイト殿ついに修復が完了したぞ、これが生まれ変わったブラック・ロックだ!!」そこにはキラキラと輝くブラック・ロックが立っていた。「これは何だガラハッド卿!」「ビスマスコーティングを施したのだよ、これでこいつも3倍早く動けるぞ!」「そんな事は頼んでない!これでは私の得意とする隠密戦法がとれないではないか!!」どうやら新しい戦い方を考えなければならないようだ。

アロンダイト戦記より

モアイロボ『ブラックロック・シルバー・ブレット』


ブラックロック・シルバー・ブレット

我々はついに反女王派の貴族達に対し反撃を開始した。まずは北のラモラック卿を攻めるためガガドール山を越えての奇襲攻撃を敢行する事となったのだ。
しかし冬のガガドール山を越えるのはモアイロボ乗りとしても至難の業であり、激しい吹雪にさらされ瞬く間に視界を奪われた私は気がつくと白銀の世界に一人取り残されていたのだ。私としたことが速く皆と合流しなければ・・・・その時目の前に黒い影が立ちふさがった、なんとそれは黒銀色に輝くブラック・ロックだったのだ。・・・さあ戦え・・・。黒銀のブラックロックが私の頭に直接語りかけてくる。・・・・お前の力を見せてみろ・・・。その言葉を合図に襲いかかる黒銀のブラック・ロック。私は状況が理解できないながらも必死に応戦した。激しい戦いがどれほど続いただろうか。気がつけば吹雪は去り広がる視界に仲間達の姿があった、そして黒銀のブラック・ロックは消えていた。あれは幻覚か・・・。「おいアロンダイト殿その姿はどうした!!」トリスタン卿が驚きの声を上げた。何と私が今乗っているのはブラック・ロック・ビスマスではなくあの黒銀のブラック・ロックだったのだ。

アロンダイト戦記

伝説岩人モアイロボ エトヤ製作堂考案カラー『メソポタミア・空』
伝説岩人モアイロボ『イエローネオングロー』ミニモアイロボ付
伝説岩人モアイロボ『ストーン・マウンテン』

アバロン島の東側には島で3番目に高い灰色の山がある。良質の石灰岩が取れることから古代人が石切場として使っていたようでストーン・マウンテンと呼ばれている。私がその石切場に調査におもむいたのはガンボ族から気になる伝承を聞いたからだ。なんでもストーン・マウンテンにはとてつもなく巨大なモアイロボが眠っているという。山の調査を始めて3日目、ついに山の西側の斜面で古代の石切場が広がっているのを発見した。無数の岩のブロックが散乱しているその中心にそれはあった。モアイロボだ、岩にまぎれるように埋まっている。しかしそれはスタンダードなサイズのモアイロボだった。伝承とはおおむねそんなものである、私は特に落胆もせずにその灰色のモアイロボの調査を開始した。保存状態は素晴らしく今にも動き出しそうだ。もしかしたら本当に動くかも知れないと思い腹の三角の紋章を押してみた、すると岩が砕けるような大きな音と共にモアイロボが動き出したのだ。やったぞ!いや何か様子が違う、私は悪い予感がして隊員に早く離れるよう指示した。その時灰色のモアイロボ目が黄色く光ると、なんと周囲の岩が震えながら宙に浮かんだのだ、そしてモアイロボを中心にグルグルと回転しながらしだいにモアイロボに集まってくる。まさに岩の竜巻だ!こんな物に巻き込まれてはひとたまりもない、私は間一髪の所で山の斜面に飛び込み身を隠した。「みんな大丈夫か!!」「はい大丈夫です、それより隊長アレを見て下さい!!」間宮君の叫び声に私が振り向くと驚くべき事に岩が次々とモアイロボに吸い付きやがてそれはとてつもなく巨大なモアイロボに成長していた。

「アバロン島探険譚」第十五章十項より

伝説岩人モアイロボ エトヤ製作堂考案カラー『エジプシャン・ロゴス』
伝説岩人モアイロボ『レッドガードナー』

アバロン島の西部広がる原生林は多種多様な植物がもつれ合い巨大なジャングルを形成している。私は今日もこのジャングルを調査のため歩き回っている。奇妙なツボ状の植物を見つけたので近づくと触手が足を絡め取り宙づりにされた、うかつにも食中植物に捕まってしまったようだ。アバロン島の食虫植物は凶暴で大型の哺乳類でも簡単に飲み込んでしまう。「ここまでか」私が死を覚悟したその時、赤いモアイロボが走り込んでくると食中植物を引っこ抜いた。足にからまったツタがほどけ地面に落ちた私が唖然として見ているとそのモアイロボは食虫植物を持ってジャングルの中に消えていった。私はこの風変わりなモアイロボを急ぎ追いかけた。うっそうとした森を抜けるとやがて広い場所に出た。そこには信じられない光景が広がっていた。広大な敷地に種々様々な植物が美しく植えられている。それは伝説の宮殿の庭園のようであった。事実庭園の中央にははるか古代の石組の遺跡があっった。呆然としている私を気にもかけずにあの赤いモアイロボが黙々と食虫植物を所定の位置に植えている。どうやらこのモアイロボは自動操縦でこの庭園の手入れをずっと続けていたのだろう。庭園の主はすでに滅んでいるというのに。
「アバロン島探険譚」第二十七章十二項より



 


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