その街は何百年も前に滅びました。
新しいエネルギー機関の暴走事故によって住人は死滅したそうです。
しかしそのエネルギー機関は今も生きていてエネルギーを生み出し続けているのです。
そしてそのエネルギーによって街の守護者として作られたガーゴイル達は
今日もこの街を守り続けています。
彼らは誰もいないこの街を永遠に侵略者から守り続けているのです。
おかげでこの街はかつての超技術を完全な形で残した宝島となったのです。
現在、盗掘者だけがこの街に宝を求めてやって来ます。
しかし彼らのほとんどが二度と帰っては来なかったそうです。
今、遙か西の都から一人の少年が大きな鳥に乗ってこの死んだ街にやって来ました。
彼もこの街に眠る宝を求めてやって来たのです。
彼は宝を手にし、無事西の都に帰る事が出来るのでしょうか?
高度な生体技術を使った大きな戦いの後の混沌とした世界です。
大半のテクノロジーは失われてしまいましたが断片的に伝承として技術が生きています。
(原理が解らないまま一種のまじないとして使われているようです)
戦いの時に作られた生体兵器「生きのも機械」は多くが戦いで破壊されましたが
一部は地下で眠っていたり、あるいは野生化して人々を襲っています。
また人々や動物達も先天的な遺伝の歪みを背負っています
(戦前の改良された遺伝子が交配を重ねることで混じり合い様々な歪みを生んでいるのです)
そのため奇形や変異種がとても多く生まれてきます、
彼らの大半は直ぐ死んでしまいますが中には不思議な能力を持った者もいます、
しかし彼らは「呪われた血」として迫害されています。
各地の都市は破壊されましたが当時のエネルギー機関は生き残った物もあり
人々はその恩恵を受けて細々と生活しています、
しかしその数はあまりに少なく生きているエネルギー機関をもとめ戦争が頻繁に起こっています。
戦闘巨人シー・ガルはそのエネルギー機関をめぐる戦の模様を描いた物です。
エネルギー機関を持つ海猫の国に山猫の国が戦争を仕掛けました、以下はそのストーリーです。
その戦いはの海猫の国の劣勢でした。
山猫の国はの侵略軍は過去の遺物である戦闘巨人(有人の人型生き物機械のことです)を
沢山掘り出して戦いに使ったのです。
しかし海猫の国の第三王子が遙か東にあると言う死んだ街から
古代の戦闘巨人を持ち帰ることに成功すると情勢は一気に変わりました。
シー・ガルと名付けられたその巨人の圧倒的な力の前に山猫の国の巨人は次々に倒され、
その勢いは海猫の国の騎士を鼓舞し山猫の国の重歩兵を破って行ったのです。
こうして山猫の国の侵略軍は敗走し海鳥の国につかの間の平和が訪れたのでした。