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象とバイクと娘さん elephant and motorcycle and daughter
サイズ 67.5cm×100cm
制作年 1998年 技法 エッチング

平原に乾期が訪れるとバイカー達は
サイクルを求めて一斉に旅立ちます。
サイクルそれは伝説の黄金郷、
全てを知る事のできる賢者の石。
バイカーはそれぞれのサイクルを求め旅立つのです。
 


 

 
国境線上中学生 junior high student on the borderline
サイズ 67.5cm×97.5cm
制作年 1998年 技法 エッチング

大人の大型機動構造体、社会が
黒い煙を吐き出しながらキリンを従え平原を走って行きます。
社会の役割は線を引くことです、
つまりあらゆる事を分割し、当てはめ易くするのです。
 


 

 
かかしと回転式鼠取り Rotary ratsbane
サイズ 67.5cm×97.5cm
制作年 1998年 技法 エッチング


 

 
海底3人組 Group of 3 of the bottom of the sea
サイズ 97.5cm×66.5cm
制作年 1998年 技法 エッチング

海における最もポピュラーな乗り物は
潜水艦であることは言うまでもないだろう。
しかし何故ほとんどの潜水艦が水鳥の形をしていのか、
となると知らない人が意外と多い。
 


 

 
アタッチメントシティ attachment city
サイズ 96cm×66.5cm
制作年 1998年 技法 エッチング

少年の朝は頭探しから始まります。
 少年住む街アタッチメントシティは頭の集まる街です、
鳥達が落とした頭が街の至る所に転がっているのです。
 そして頭をなくした人々も頭を探しにこの街に集まりやがて住み着きます。
住人達は自分の本当の自分の頭を日夜探し歩いているのです。
 


 

 
四つ足三才鹿の二郎 deer
サイズ 97.5cm×66.5cm
制作年 1998年 技法 エッチング

幻覚と妄想の狭間に四つ足三才鹿の二郎は現れるのです。
彼はあちら側への渡し船、刺激的で不安定な泥の船。
僕らはそろそろ旅立つ時なのかもしれません。
でも悲しまないで、いつでも戻って来れるから。
そうはじめの内はね。
 



子馬のスッテド sutedo
サイズ 16.5cm×12cm
制作年 1998年 技法 エッチング

ステッドの愉快な1日は散歩から始まります。
大気の凛とした冷たい空気で鼻から湯気をくゆらせると、
冬の気配を感じることが出来るからね。



トビー tobi
サイズ 16.5cm×12cm
制作年 1998年 技法 エッチング

今度はうまくやれるさ。
おじいちゃんの石弓を引きながらトビーは思うのです。
今日は大子馬の2度目の狩りです。
今度も逃がしたら親方にまた殴られてしまうからね。



羊のケビン kebin
サイズ 16.5cm×12cm
制作年 1998年 技法 エッチング

冬が又やって来ます。
ケビンは冬が嫌いです。
けど今年は大丈夫さ、
中学生けんじが3枚もセーターを着せてくれたのだからね。
 



カエルのスーザン suzan
サイズ 16.5cm×12cm
制作年 1998年 技法 エッチング

もうお嫁にいけない、
その事を思うとスーザンは泣きそうになるのです。
けれど泣くわけにはいかないわ
何故って女の子は4回しか泣いてはいけないのだから



腹痛ペンギン stomachache penguin
サイズ 16.5cm×12cm
制作年 1998年 技法 エッチング

お腹が痛い。
ペンギンは頬を伝う涙で自分が腹痛であることを知りました。
お腹がとても痛い、
やはり五匹目の魚がまずかったのかしら。



番犬フランク furanku
サイズ 16.5cm×12cm
制作年 1998年 技法 エッチング

まもなく夕食の時間です。
フランクは静かに食事の体勢をとります。
番犬としての勤めを果たし終えた者のみが夕食を頂けるのです。
まもなく6時夕食の時間さ。



アダモスキーと娘さん adamosuki
サイズ 29cm×25cm
制作年 1998年 技法 エッチング

秋、夕焼け空の中をアダモスキー達が北に向かって飛んで行きます。
みんな行っちゃったね、空を見上げながら娘さんがつぶやきます。
その隣には力無くうなだれている一匹のアダモスキー、
その体は悲しみでいっぱいです。
大丈夫だよ、飛べなくったってアダッチには足があるじゃん、
歩いて追っかければ良いんだよ、娘さんは言います。
そうアダッチは飛べないアダモスキーなのです。
アダモスキーにとって飛べないと言うことは致命的です。
 飛べないアダモスキーはそのあだなはいやだなーと
思いながらも力無くうなずくのでした。



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